取り組み姿勢 – 翻訳会社OTI Inc.

motto

技術翻訳が産業界で必須の職業とみなされるようになって以来、翻訳の課題は、限られた時間と経費の中でいかに“正確でわかりやすい訳文”を作るかでした。やがて情報処理技術がすさまじい勢いで進歩しましたので、この課題は早晩解決するであろうと思われていました。しかし、依然として未達成のままです。

考えてみれば、それは当然のことのように思えます。たとえば、日本の文化から生まれた日本語とまったく同じ語意をもつイギリス生まれの英語を探し出すことが、難しかったり不可能だったりすることは時々あります。外交文書で翻訳が問題となるのは、こうした背景があるからです。正確な訳文をつくろうとすると分かりやすさが失われ、わかりやすい訳文をつくろうとすると正確さが失われるという不都合な事例が、翻訳の現場ではしばしば生じます。こうした事例は、ビジネスにおいてもコミュニケーションの停滞と相互不信をもたらす可能性があります。

「正確さ」と「わかりやすさ」という2つの要件を訳文が同時に完全に満たすことは容易ではありません。翻訳の現場では、翻訳者および校閲者は切り立った尾根を歩く登山者に例えられます。油断をすれば上述の要件のいずれかを見失ってしまうからです。このことを十分に認識したうえで、OTIは今後とも翻訳に取り組んでまいります。

attitude_mountain